仕草から分かるペットの気持ち|大切な猫や犬が安心して暮らせるために
お悩み解決
2022.02.21
ペットは言葉を話せない
犬や猫は実にさまざまな仕草をします。あなたはそんな仕草からペットの気持ちを上手に汲み取れているでしょうか?
ペットは言葉を話せません。だからこそ飼い主が、多種多様な仕草からペットの気持ちを分かってあげる必要があります。大切なペットが安心して暮らせるためにも、この記事でご紹介するペットの仕草と気持ちの結びつきを参考にしてみてください。
仕草から分かる猫の気持ち
猫は体のあらゆる部分を使って感情表現をします。しっぽ、耳、爪に前足…。犬に比べてクールだと思われがちな猫ですが、仕草に注目してみれば実に感情表現が豊かな生き物なのです。では猫のさまざまな仕草からどういった気持ちが読み取れるのでしょうか。
・しっぽは心のパラメーター
しっぽは猫の気持ちをストレートに表す分かりやすいパラメーターです。猫が飼い主に向かって鳴いているときや黙って外を見ているとき、お気に入りのクッションに横たわっているときなど、しっぽに注目すればさまざまな感情を読み取ることができます。
1 ピンと立っている
猫がしっぽを真上にピンと立てる仕草は上機嫌なサインです。特に「甘えたい」「嬉しい」「大好き」という、飼い主に好意的な気持ちを表すときに猫のしっぽはピンと立ちます。愛猫がしっぽを立てながら近づいてきたときは大いに甘えさせてあげましょう。
2 ブンブン振っている
犬の場合はしっぽを振るのが嬉しいサインですが、猫の場合は正反対。猫がしっぽをブンブン振るのはイライラや緊張のサインです。こういう状態の猫には触らない方が良いかもしれません。
3 小さく振っている
猫がしっぽの先を小さく振っている場合は、物思いにふけっているか何かに集中しているかです。あるいは飼い主に呼ばれたとき、返事や行動が面倒くさいから代わりに振っておこう、という行動もあります。
4 丸まっている
猫がしっぽを丸めるのは強い恐怖のサイン。しっぽを足の間に丸め込むことで降参の意を表しているのです。もちろん猫にとってストレスがかかる状態なので、なるべく早く恐怖の原因を取り除いてあげましょう。
5 毛がボンボンに逆立っている
しっぽの毛がボンボンに逆立つのは威嚇のサイン。毛を逆立てて少しでも自分を大きく見せようとした結果、タヌキのような太いしっぽになります。興奮状態といえるので、飼い主・猫ともにケガをしないように注意しましょう。
・耳の動きや向きに注目
猫の耳は雄弁です。ほとんど動かない人間の耳とは違って、自在に動く猫の耳はいろいろな気持ちを表しています。
1 ピクピク動かしている
猫が耳をピクピク動かしている時は、気になる音の発生源を探しているときです。また顔は別の方を向いているのに耳だけピクピクと飼い主の方を向いているときは、飼い主を気にしているサイン。目で見ていなくても飼い主に注目しているのです。
2 パタンと倒している
猫が耳を後ろにパタンと倒しているのは怯えた気持ちの表れです。また耳が反り返るように倒れている場合は戦闘態勢。いずれも猫にとってストレスがかかる状態なので、ケアや対策が必要です。
・お腹を出して無防備なポーズ
お腹を出して寝転がる無防備なポーズは、野生で生きていればめったにできないもの。つまりそれほど安心しきった状態ということです。このポーズが見られるのなら猫の飼育環境や飼い主の関係はバッチリといえるでしょう。
・ 爪とぎに意味がある場合も
爪とぎは猫にとって、爪をケアするために不可欠な行為。そんな爪とぎにも、実は猫の気持ちが隠されている場合があります。
1 縄張りの主張
猫の爪とぎにはマーキングの意味も込められています。ソファなどの家具を執拗にひっかく場合は、この家具は自分のものでもあるという主張をしたいのかもしれません。
2 ストレス発散
爪とぎはストレス発散の手段にもなります。爪とぎにイライラをぶつけている可能性もあるので、思いっきり遊んで発散させてあげるといいでしょう。
・毛布や飼い主をふみふみ
「ふみふみ」は元々、子猫の頃にお乳の出が良くなるように母猫の腹を揉んでいた名残です。つまり子猫気分で甘えたいときに、猫は毛布や飼い主の体をふみふみします。そんなときは思う存分甘えさせてあげましょう。
・狭い所で寝ている
猫は狭い所で寝るのが好きな生き物。何かに怯えて隠れているわけではなく、狭いところに収まると安心するから、好んで狭い所で眠るのです。
仕草から分かる犬の気持ち
犬は猫に比べて感情表現が豊かな生き物。しかし同じ仕草でも、猫や人間と犬とでは違った意味が込められている場合もあります。よく観察して犬の気持ちを読み取ってあげましょう。
・犬のしっぽは気持ちを表す
犬のしっぽは感情をよく表します。犬の気持ちが込められたしっぽの動きをよく観察してみましょう。
1 ブンブン振っている
犬がしっぽをブンブン振っているときは、喜びや飼い主への愛情表現です。散歩に行くときやごはんをもらうとき、飼い主と触れ合っているときなんかにしっぽが大きく揺れ動いていたらポジティブな感情と受け取って間違いないでしょう。
2 足の間で丸め込んでいる
しっぽを足の間に丸め込むのは怯えているサイン。犬にとってストレスが高い状態なので、その原因から遠ざけて犬の気持ちを落ち着けてあげてください。
・目は口程に物を言う
目の動きは犬の気持ちを表現します。目から気持ちを読み取るのは難しいと感じるかもしれませんが、仕草を観察すれば意外と分かりやすいので要注目です。
1 飼い主と目を合わせる
飼い主と目を合わせるのは犬にとっての愛情表現です。また、おやつが欲しかったり遊んでほしかったりと、何かをねだるサインの場合もあります。ただし反対に威嚇の場合も相手と目を合わせる傾向にあるので、表情や声と合わせてチェックしてみてください。
2 飼い主から目をそらす
飼い主と目を合わせる愛情表現とは反対に、飼い主から目をそらすのは不安や怯えの表れかもしれません。あるいは、何か悪いことをしてしまった際に反省の気持ちを込めてこの仕草をすることがあります。しつけの際に犬がこの仕草をしたらあまり叱りすぎないようにしましょう。
・耳を後ろに倒している
犬が耳を後ろに倒す仕草には2種類の意味が込められています。ひとつはリラックス。嬉しいときや甘えたいときなどに耳を寝かせる仕草で、その見た目から「ヒコーキ耳」とも呼ばれています。
その一方で、不安や恐怖を感じたときにも犬は耳を後ろに倒します。犬が耳を後ろに倒したときは、リラックスか不安どちらを感じているか表情や仕草から読み取りましょう。
・顔を後ろ足でかく
顔を後ろ足でかくのは犬が満足しているサイン。ごはんや散歩のあとなどによく見られる仕草です。ただし、あまり頻繁に顔をかく場合は病気のサインの場合もあるので、よく観察して見極めましょう。
・深いため息をつく
人間がつくため息にはマイナスイメージがつきがちですが、犬の大きなため息には満足や安心といった意味が込められています。ごはんを食べた後や寝る前などに大きなため息が聞こえてきたら、暖かい気持ちで見守ってあげましょう。
・両耳の間が広がって口角がゆるんでいる
まるで笑顔のようなこの仕草。笑顔ともとれる表情は、その印象のとおりポジティブな気持ちから表れるものです。リラックスや嬉しい気分、楽しさや好きといった明るい気持ちになると、犬も人間同様ニコニコとした表情になるのです。
ペットの「お気に入りの場所」をつくる
家の中に、ペットが眠るときやリラックスしたいときに最適な「お気に入りの場所」があれば、ペットのポジティブな気持ちを表す仕草は増えていくでしょう。ペットと人とがより快適に安心して暮らしていくために、ペットがくつろげるスペースをつくってみてはいかがでしょうか。
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ペットが安心して暮らせるために
ペットは言葉を話せません。だからこそ多種多様な仕草から飼い主がペットの気持ちを汲み取る必要があります。ペットの怯えや不安を取り除き、ペットがリラックスした仕草をたくさん見せるような環境づくり。そのために、ペットにとっても飼い主にとってもお気に入りの場所となるFumiの「ペットの家」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。